恋愛相談-親子の関係と恋愛について
こんにちは、恋愛無料相談所の鈴音です。今回の恋愛相談のテーマは、「親子の関係と恋愛について」です。
私たちが恋愛や結婚においてパートナーを選ぶ時、そこには自分の親子関係が非常に影響しています。
今回はそのからくりを検証してみましょう。
私達は成長の過程で、両親から様々なものを受け取ってきました。それらが、あなたの物事に対する選択基準に影響を与えています。
相手選びについては、次にあげる2つの点において選択する傾向があります。
◆親から子供時代に受けた傷を癒して欲しい
相手には理想の親像を求めます。そのため、実際の親とは反対の性格を持ったパートナ?を選びがちになります。
相手に親の役割をしてもらい、それによって親子関係を再演して子供の時に受けた傷を癒してもらおうとします。例えば、厳格な親の時は優しい相手を、無口で楽しくない親の時には、よく話す楽しい相手を選んだりします。
◆子供時代失った自己を相手に見出し、相手を理想化
「自分はこうありたかった」という子供時代、または現在の理想像を相手に求めることがあります。例を挙げると、親のしつけが厳しかった人が天真爛漫な人に魅かれ、性的に厳しく育てられた人が大胆なセクシャリティーに魅せられたりします。
親子関係によって傷ついた自己や失った自己を、恋愛関係で回復させようとするのです。また、私たちは無意識のうちに、自分の親と似た相手を選択することがあります。
◆慣れ親しんだ環境に対しての愛着
人間は習慣の生き物です。そのため、無意識のうちに親や家庭環境に似た相手に魅かれてしまう傾向も見られます。幼児時代に両親が家にいることが少なくて淋しい思いをた人は面倒みのいい人を相手として選びたいと思うことがあります。
◆同性の親の役割行動
私達は相手を選ぶ時に、異性の親を見てこんな人だけは絶対に相手として選ぶまいと固く誓う時があります。
例えば、だらしのない父親がいます。娘はそんな父親を嫌っています。相手は絶対父のような男は嫌だと決意しますが、いざ付き合ってみると父親そっくりということがあります。
この時、両親の関係を考えてみます。通常、だらしのない父親には、彼を支える母親がいます。もしも、娘が母親のひたむきさや頑張りを素晴らしいと感じて、それを自分の中に取り込んだとしたらどうでしょうか。母親は父親の世話をするということに価値を見出しているため、娘はそういう価値観を無意識のうちに受け取っていることも考えられます。
◆私達が相手を追い詰める
私達は親から自分の存在を認めてもらうため、親の要求を満たすように成長します。そして、親の要求に傷ついた時、親とは正反対の性格の相手が欲しいと考えます。しかし、私達は親の要求にこたえることこそが親から存在を認めてもらえる唯一の方法だったため、無意識のうちに親の価値観を自らにも取り入れて、そういった価値観を相手にも満たすよう要求することがあります。
次回は、「恋愛相談-相手の話を聴く方法 」です。お楽しみに!